ふるさと納税の仕組みはかんたんです。
(1)寄付を地方自治体に行います。
(2)ふるさと納税先の自治体から返礼品が届きます。
(3)寄付を証明する「受領書」が届きます(寄附金受領証明書)。
(4)翌年2月〜3月に確定申告をします。
この、確定申告の時にその年の所得税の還付があり、翌年の6月分から個人住民税の控除があるため、実質的に返礼品に支払う金額がぐっと少なくなります。
では、ふるさと納税の税制面のメリットについて、具体的に説明します。
ふるさと納税での税制の優遇措置は、「自己負担額2,000円以上が住民税・所得税の控除の対象」というものです。
これが、「実質的に返礼品に支払う金額がぐっと少なくなります」の意味です。
次の図を見てください。ポイントは「2年間の通算で考える」ということです。
たとえば、年収が600万の「Aさん」がいます。
概算ですが、Aさんには、所得税(20%)と住民税(10%)で、合計180万の税金がかかります。
Aさんがふるさと納税をした年には、所得税と住民税をふつうに180万納税します。つまり、初年度だけ見ればふるさと納税の分だけ多く支払うことになります。
(多くと言っても、返礼品を「購入した」というだけです。)
しかし、1年目のふるさと納税が68,000円ならば、2年目には所得税と住民税の合計180万から、66,000円が控除されます。
つまり、2年間の通算で考えると、差し引き2,000円の支払いで、返礼品を受け取れることになります。
返礼品は、牛肉、まぐろ、お米などのグルメ品や、家電など、負担した金額を上回るものばかり。これがふるさと納税の人気の理由です。
たとえばどんなものがあるか、見てみましょう。
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